鹿児島大学 工学部 先進工学科 電気電子工学プログラム

鹿児島大学 工学部 先進工学科電気電子工学プログラムElectrical and Electronics Engineering Program, Kagoshima University

在学生・卒業生からのメッセージ

在学生から受験生へのメッセージ

(工学部受験生サイトの内容をもとに再編集しました。)

竹野 紗英(電気電子工学プログラム3年)

神奈川県立 横須賀高等学校 卒業 (遠隔地出身)
令和4年度一般選抜

神奈川で育った私が鹿児島大学を選んだ理由は、大学進学で悩んでいた時に高校の担任の先生に勧められたからです。大学では1人暮らしをしたいと考えていたため地域で志望校を絞りきれずにいました。また、学びたい分野に明確なものがなく、物理が比較的得意であったため漠然と工学部に進みたいと考えていました。鹿児島大学を勧められ、工学部について調べている中で電気電子工学プログラムに魅力を感じ、受験することを決めました。
電気電子工学プログラムでは、3年次に進級する際にコース分けがあり、電子物性デバイス工学分野・電気エネルギー工学分野・通信システム工学分野の3つのコースから選ぶことができます。2年次までは基礎的な専門知識を学ぶことができるため、現時点で研究したい分野が決まっていなくても、2年間のうちに様々な知識を吸収し、時間をかけて進路を決めることが可能です。その点、現時点で研究したい分野が明確にある人にはもちろんのこと、まだよく分からないという人でも電気電子工学プログラムに入学した後に勉強し始めても遅くないため、非常におすすめできるプログラムだと思います。
大学生活では、空きコマを利用して友人とキャンパスにある学習スペースで勉強したり、学食で食事をしたりなど、1日の中で自由に使える時間が多くあります。また、鹿児島大学には数多くのサークルがあり、サークル活動やアルバイトなど充実した大学生活を送ることができます。鹿児島の主要駅と大学のキャンパスは近くに位置するため、交通の便は良いです。キャンパス周辺には飲食店か多いため、日常生活を送りやすい土地です。さらに、駅には高速バスや新幹線が通るため、帰省しやすさも魅力の1つだと思います。
もしもあなたが少しでも電気電子工学分野に興味があるのなら、是非、鹿児島大学の電気電子工学プログラムを目指してみて下さい。

横村 晨(電気電子工学プログラム4年)

鹿児島県立 加治木高等学校 卒業
令和3年度一般選抜

私は高校3年の進路を決める時期になっても、将来どのような道に進むか全く決められずにいました。そんな中、電気電子工学は幅広い業界・職種において必要とされており、将来の選択肢が多いことを知りました。また、少しではありますが、AIや電子デバイスに興味を持っていたため、電気電子工学プログラムを志望しました。
入学当初は履修登録や講義内容など慣れない環境に大きな不安を感じていました。しかし、担当教授との定期面談や大学側の手厚いサポートのおかげで、新しい環境にもしっかりと馴染むことができ、充実した生活を送ることができています。さらに、実験などを通して先輩方との交流を深めながら、研究の内容や準備しておくべきことなど、貴重な話も伺うことができたことは将来の進路を考える上で大きな助けとなっています。
電気電子工学プログラムは進級すると、電子物性デバイス工学、電気エネルギー工学、通信システム工学の3つの分野に分かれます。これは将来に関して抽象的だった自身の考えを具体化させる良い機会になりました。
将来が具体的に決まっていない人や電気系に少しでも興味のある人は、ぜひ電気電子工学プログラムを選択してみてください。充実した4年間を過ごすことができると思います。

電気電子工学プログラム在校生インタビュー

西府 大斗(電気電子工学プログラム4年)

宮崎県立 都城西高等学校 卒業
令和3年度学校推薦型選抜Ⅱ

大学に入学してから約半年が経ち、1人暮らしや授業、サークル、バイトにも慣れ始め充実した学生生活を送れています。私は高校3年次に鹿児島大学工学部先進工学科電気電子工学プログラムを目指しました。志望の動機は私が興味を持っていたワイヤレス充電の研究を行っていたことと、有名企業へ就職することができることでした。私は自分のコミュニケーション能力と入学に対する熱意を評価してもらいたいと考え、学校推薦型選抜Ⅱを利用しました。
鹿児島大学に入学し、始めに思ったことはキャンパスの広さと、サークルの充実度、学生のサポート体制の手厚さです。特にサポートの面に関して、入学したての時は大学院の先輩方がアドバイザー・学生相談委員となり、履修登録や悩みの相談に乗ってくれます。私も相談に乗ってもらえたおかげで、入学当初の不安を解消することができ、早く大学生活に馴染むことができました。大学生活を送るにあたり、一番大事なのはやはり勉強です。高校までとは異なり、勉強を強要されることがないため、自分の頑張りしだいで成績に大きな差が生まれます。そのため自発的に勉強に取り組むことが非常に大切です。特に電気電子工学プログラムは鹿児島大学の中でも勉強が忙しいと言われます。そのため高校生のうちに勉強の習慣を身に着けておくと大学入学後も勉強への心配が減り、サークル活動やバイトなど自分のやりたいことをやれる時間が増え、楽しい大学生活を送れるようになると思います。また勉強を頑張れば、半期毎に成績優秀者賞や学部長賞を頂けます。私もこの表彰をモチベーションに毎日の課題に取り組んでいます。
また、進級すると電子物性デバイス工学、電気エネルギー工学、通信システム工学の3の履修分野に分かれ、より専門的な分野を学ぶことができます。このように、鹿児島大学には自分の夢を実現することができる環境が整っており、楽しく充実した学生生活を送ることができるので、あなたの入学を待っています!

電気電子工学プログラム在校生インタビュー

内山 裕美菜(大学院 博士前期課程1年)

熊本県立 済々黌高等学校 卒業
令和2年度一般選抜

電気電子工学プログラム令和6年3月卒業

私が電気電子工学プログラムに入った理由は、将来幅広い業界に進めるという話を高校の先生に聞いたからです。私は高校三年生の夏になっても、どの学科に行こうか悩んでいました。先生に相談すると電気電子工学系の学部は幅広い業界から就職先を選ぶことができるので、在学中に自分の興味のあることを探すことができるという話を聞きました。鹿児島大学では卒業後、電気系メーカー、電力会社、自動車メーカーなどに就職している先輩方が多いです。就職先でこのようなたくさんの選択肢がある学科・プログラムはあまりないと思います。
私の高校は普通科しかなかったので、電気に関することは物理で少し習いましたが、私が現在学んでいる専門的な知識は習いませんでした。この学科では身近な電化製品の仕組みや身近な電気現象などの新しい専門知識を学ぶことができて、新鮮で面白いです。しかし、高校の勉強を受動的な姿勢で学ぶ人も多いと思いますが、大学では自ら積極的に学ぼうとする姿勢が大切です。専門的な知識を学ぶにつれ授業内容の難易度はかなり上がります。
私が工学部のこの学科に入学した当時は不安でいっぱいでしたが、親しみやすい先生や優しい先輩、そして同じ目標に向かって一緒に頑張れる仲間に出会うことができて楽しい大学生活を送っています。大学生活は勉強、アルバイト、サークル活動で毎日忙しい日々を過ごしています。将来は、女性に限らず多くの人があったらいいなと思うものを製品化し、近未来的で持続可能な社会作りに携わりたいと考えています。

電気電子工学プログラム在校生インタビュー

山下 燿梨(大学院 博士前期課程2年)

鹿児島工業高等専門学校 卒業
令和3年度編入学試験

電気電子工学科令和5年3月卒業

私が鹿児島大学工学部電気電子工学科に編入学した理由は、宇宙開発にエンジニアとして携わりたく、様々な方向から関わることができるのは電気電子工学であると考えたからです。電気電子工学科の強みは、電気回路学や電気機器学などのハードウェアからプログラミングや制御システムなどのソフトウェアまで、学べる幅が広いことだと思います。
私の年の電気電子工学科の編入生は異例の1人だったため、入学当初は友達作りに苦戦しました。しかし、編入生は3年生の科目以外の低学年の科目も履修する必要があり、他学年の友達ができました。また2つのサークル(SATSUMAロケット研究会、天文同好会)に入ったことで、他学科との繋がりもできました。さらにアドバイザー・学生相談員制度があり、大学院の先輩や先生に履修登録などを気軽に聞くことができたため、助けられました。
大学は高専に比べて授業が詰まっておらず(空きコマがある)、自主的に勉強をすることが求められています。逆に言うと、様々な時間の使い方ができるということです。レポートがそれなりに大変ですが、余った時間はサークルでロケットづくりを行うことや、他学科の機械学習勉強会に参加させてもらい、自主的に興味のあることに挑戦できました。
今まで学んできた知識で、一番役に立ったと思うことは数学の知識です。これは電気磁気学や電気回路学を筆頭とする電気電子工学を勉強するためには数学は必要不可欠だからです。入学前に三角関数や微分積分を習得しておくといいかもしれません。
入学後に後悔したことは、英語の勉強が不足していたことや第3種電気主任技術者試験などの専門の資格をもっと取得しておけばよかったということです。これは資格が必要であるというわけではなく、資格勉強を通して内容に興味を持つことで授業に対してもさらに勉強意欲を向上させることができるからです。興味をもっていること、いないことでは授業への姿勢や理解度が全然違います。編入生は自分の興味のある研究の論文などを読んでみることも良いかと思います。
高専時代5年間は門限や点呼のある寮生活をしていた経験もあり、21:30の閉館まで図書館や学生交流プラザで集中して勉強できる点や、遅くまでサークルができる点に、大学生そして一人暮らしの自由を感じています。また鹿児島中央駅が近いこともあり、そこから空港にも行けるため旅行や帰省時の交通の便もいいと思います。
他にも他学科とのコラボ研究ができる点や、地域問題を取り上げる授業がある点が鹿児島大学の強みだと思います。ぜひあなたも鹿児島大学で学んでみませんか?

時任 勇大(大学院 博士前期課程2年)

電気電子工学科 令和5年3月卒業

中学時代から電気機器の構造や仕組みに興味持っており、専門的に学びたいと考え、電気電子工学科(現・電気電子工学プログラム)を志望しました。学部1年次から4年次での講義・実験・研究を通して電気に関する様々な分野の内容を学び、多くの電気機器の原理や構造を理解でき、組み立てや実際に動かすスキルを得られました。当初は授業やレポート、人間関係の構築、サークル活動など、あらゆることが新鮮である反面、不安や忙しい毎日を過ごしていましたが、それも徐々に慣れていき、誠実さ・人との協力・能動的に動くことの大切さを学びました。
現在は、大学院に進学してより専門性の高い科目の勉強をしながら学部4年次から始めた研究を続けており、グラファイトとアルゴンガスを原料として半導体プロセスの一種であるスパッタ法を用いた、新しい機能性炭素ナノ構造体の生成とそのメカニズム解明に取り組んでいます。新発見をした時は何にも代えがたい充実感があり、それまでの過程を楽しみながら研究しています。
将来は大学での学業や研究を社会に還元し、半導体関連の企業に就職して日本と海外の半導体産業を繋ぐ橋渡しになる人材になりたいと考えています。
電気関係に興味がある人や将来が漠然としている人でも、電気電子工学プログラムの講義などを通してなりたいものを見つけられると思います!ぜひあなたも電気電子工学プログラムで学びませんか?

工学部受験生サイト
躍動する鹿大生

卒業生・修了生からのメッセージ

電気電子工学プログラム卒業生インタビュー

中津川 勇二(株式会社ダイヘン)

電気工学科 平成3年3月卒業

私は子供の頃からラジコンやゲームなどの娯楽家電が好きでしたので、将来は人を楽しませる製品を作る仕事に就きたいと思っていました。高校生になってからは、当時の日本経済を牽引していた幾つかの電機メーカーに心惹かれ、娯楽家電に限らず守備範囲の広い技術者になると決心し、電気電子工学科(当時)へ入学しました。
しかし入学後は、受験勉強の反動で燃え尽き症候群となり勉学に身が入りませんでした。それでも友人に助けられながら就職を考える時期になり会社の選択に悩んでいたところ、就職担当の先生から今の会社を紹介いただき、採用試験を受けました。弊社の採用試験は今では難しく狭き門なのですが、当時はそれほどでもなかったのか、運よく入社することができました。
こんな私ですが、今までの人生で学んだことを3つお伝えしたいと思います。
1つ目は「多くの人と接する」です。最近はSNSの普及で他人とリアルに接するのが苦手な人が多いと聞きます。近い将来、仮想空間でも仕事できる時代が来るそうですが、リアルにしろ仮想空間にしろ、仕事や生活をする上で人との関わりは避けられません。うまく関わるためのコミュニケーション能力を身に着ける近道が「多くの人と接する」ことです。人と意見が異なるのは当たり前です。一人ひとりの意見を尊重し、話し合う機会を数多く経験できるよう、積極的にコミュニティ(サークル活動など)に入るとよいと思います。
2つ目は「失敗を恐れない」です。長い人生、必ずどこかで失敗します。たくさん失敗しても次の糧にすればいいだけです。人生に無駄なことはありません。失敗すら必ずどこかで活きてきますから、大丈夫です。
最後は「人に喜んでもらう」です。これはまさに人間の本質です。国も会社も学校も、全てがこの行動原理に基づいて発展しています。多くの方が自然にできていると思いますが、できていない方は、家族など身近な人に喜んでもらうには何をしたらよいか考え、実践し、対象を広げていくことで習慣づけられます。この習慣は就職してからも間違いなく活きてきます。なぜなら仕事は誰かに喜んでもらうためにあるからです。製品やサービスをお届けする人(メーカーなら製品を使用するお客様、公務員なら市民など)に喜んでもらうことを常に心がけるようにしましょう。間違いなく良い仕事に繋がります。
皆さんが素敵な人生を歩めますように、心から願っています。

高森 凌(ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社)
電気電子工学専攻 大学院 博士前期課程 平成27年3月修了

船迫 太志(株式会社アドバンテスト)
電気電子工学専攻 大学院 博士前期課程 平成26年3月修了

樋渡 裕紀(九州電力株式会社)
電気電子工学専攻 大学院 博士前期課程 平成26年3月修了

囿田 悠希(大学院 博士前期課程 令和5年3月修了)
電気電子工学科 令和3年3月卒業

駒水 実佐子
電気電子工学科 令和5年3月卒業

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卒業生・修了生の主な就職先
鹿児島県内での主な就職先